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　バナウエの東、約16kmの所に、バタット村を取り囲むように広がっているすり鉢型のライステラス（棚田）。山脈の険しい斜面を切り開いて、約2000年前にイフガオ族によって造られました。

　棚田の一番下から最上部までは1500mもあり、登録面積は250k²にもおよびます。また、すべての棚田の畦道をつなぐと、その長さは約2万km。地球半周もの長さになるといわれています。人間が造ったものとは信じがたい程のスケールで、「天国への階段」「世界の8番目の不思議」と称されています。

　1995年に世界遺産に登録されました。