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朝鮮古代王朝
朝鮮史の中で実在したとされている最古の王朝は、衛氏朝鮮といわれていて、その領土は朝鮮北部にまで達していたと考えられています。その後、衛氏朝鮮は紀元前108年に滅ぼされ、韓半島は漢の支配を受け、いくつかの小国に分かれました。
1世紀~4世紀にかけて「高句麗・新羅・百済」の三国が古代国家を成立させました。以後7世紀までを三国時代といいます。
高麗による韓半島統一
676年に、新羅が韓半島統一を成し遂げますが、200年が過ぎると新羅の勢力は衰え、10世紀初めには再び群雄割拠の時代に入ります。この時代韓半島は、「泰封・後百済・新羅」の三国に分かれていました。この時代を後三国時代といいます。その後、泰封の将軍”王建”(後の高麗)が、この三国を再び統一し、1392年までの約450年間は、高麗の時代が続きました。
李氏朝鮮とハングル文字の発祥
高麗は、華やかな文化が花開いた時代でしたが、蒙古や倭寇などの外敵の侵略を何度も受け、次第に国力は衰退していきました。
その状況を変える為、1393年に将軍李成桂によって朝鮮王朝が築かれ、儒教の朱子学を主軸に国政を行うようになりました。また、この時代に民族固有の文字、ハングルが生まれました。
大韓民国の成立
その後、この朝鮮の国土を巡って、さまざまな国同士が戦争を起こしました。当時の朝鮮の王様だった高宗は、1897年に独立国家であることを世の中に知らせるため、国号を大韓帝国へと変更しました。それから約半世紀後の1948年、北緯38度以南の地域に大韓民国が成立しました。