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　スラ・スランはジャヤヴァルマン7世が造った沐浴場で聖なる池という意味を持ちます。東西700m、南北350mの世界一大きな風呂とも言えます。

　入り口部分の両側にはシンハ像(獅子の像)が置かれ、テラス部分にはナーガ(大蛇の像)が立てられています。水底には石が敷き詰められており、中心からわずかに石造が顔を覗かせています。

　池を囲んでいた建物はポルポト政権時代に崩壊しましたが、広大な池の日の出は美しく、早朝から日の出を見ようと多くの人が集まります。空の変化を映しだす池は、日出の時に空と池が金色に染まり、美しい光景を望むことが出来ます。