旅の便利情報
中国への旅で知っておくと便利な主要な交通機関、鉄道、地下鉄、バス、タクシー、バスの情報を紹介します。
鉄道
中国の鉄道は、全長78,000 km (アメリカやロシアに次ぐ長さ)で国内を縦横に張り巡らされていて、長距離輸送・移動に最も多く用いられています。
便利な交通機関なので利用する国民が多く、大変混雑してます。そのため、旅行者が利用するには一苦労です。
また、いろいろな席のクラスがあり、料金も様々なので、予算や好みに合わせて移動ができるのも特徴です。
■座席の種類の一例
硬座 (YINGZUO) | 2等座席、普通車に当たり、最も運賃の安いシートです。 |
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軟座 (RUANZUO) | 1等座席、グリーン車に当たり、寝台車両なしの短距離運行列車だけにある席です。 硬座よりも割高です。 |
硬臥 (YINWO) | 2等寝台、上、中、下の3段寝台で、料金も違います。下の段の方が割高になります。 人の出入りが激しく、仕切り等はないので、貴重品の管理には十分の注意が必要です。 |
軟臥 (RUANWO) | 1等寝台、2段寝台2組の4人個室です。向かい合わせで、4人が1部屋になり、仕切りがあります。蒲団や毛布などが予め用意されていて、一番高い席です。長距離旅行向きです。 乗車券は、ほとんどの場合、事前予約が必要です。 |
切符の買い方・乗り方
日本のように切符の自動販売機はなく、係員が対面販売をしています。そのため、ほとんどの都市の切符売場には長蛇の列ができていて、切符の購入には時間が掛かります。
また、利用人数がかなり多いため、切符を買ったからといって改札の中に自由に出入りすることは出来ません。乗車する列車が到着するまで、待合室である候車室で待つことになります。
荷物検査
中国の鉄道には、荷物検査があり、X線検査など空港並に厳しい検査が行われます。
火薬、花火、爆竹、有毒物などの可燃物は持ち込みが禁止されています。
地下鉄
中国では、「軌道交通」と言われる地下鉄が、北京、天津、南京、上海、広州、深セン、香港(特別行政区)の計7都市で、現在走っています。
乗り方
地下鉄券売機にある路線図の、目的駅名を押し乗車人数を指定します。
金額が表示されるので料金を入れると、トークン(コイン切符)が出て来ます。
料金
移動距離に関係なく、均一料金のところもあれば、移動距離によって変動するところもあります。
注意
地下鉄内での飲食は禁止されています。
バス
中国のバスは、飛行機や鉄道で行けない地域にも路線が延びています。車内環境は少々窮屈ですが、路線が豊富で、料金も安く、大変便利な交通機関です。
長距離バス
- ■種類
- 昼行便、夜行便、寝台バスがあります。
- ■チケットの買い方
- チケットは、前日までに購入しておいたほうが無難ですが、当日でも手に入れることができます。
場所は、バスターミナルの切符売り場で購入できます。
予約制で、高速バスの場合は指定席になっており、チケットには座席番号が記されています。 - ■乗り方
- バスターミナルには早めに行き、自分の席を確保しましょう。
高速バスの場合は指定席になっていますが、普通のバスの場合は、席は決められていません。
市内バス
市内バスを利用する場合は、バス路線図があると非常に便利ですので、事前にホテルなどで購入しておきましょう。
車内はいつもほぼ満員の状態で、スリが多発しています。利用する際、貴重品の管理には徹底しましょう。
- ■乗り方
- バスの乗り口は、前と後ろの2箇所で、どちらから乗車しても構いません。
日本のように整理券などはありません。 - ■チケットの買い方
- 中国のバスには、ほとんどの場合、女性の車掌さんが乗車しており、その人からチケットを購入します。
- ■料金
- バスの運賃はバス会社、距離に応じて2~10元(32~160円)です。冷暖房の有無で料金が変わってくる場合もあります。
乗車する際には、事前に小銭を用意しておきましょう。
タクシー
タクシーは、日本人旅行者がよく利用する交通手段です。多くの台数が市内を走っています。
トラブルを避けるため、乗車の際には、営業証明書があるかどうか、ドライバーがメーターを倒したかどうかを確認してください。最近は減ってきていますが、メーターを利用せずに、到着してから法外な料金を要求するドライバーも存在します。
中国は右側通行なので、乗り降りは右側です。
料金
日本と同じように、手を挙げて停車してもらいます。乗り込んだら行き先を告げますが、言葉が分からなければ、地図やメモ、ペンを用意しておいて場所を示しても良いです。目的地に着いたら支払いをします。高額のおつりは嫌がられることがあるので、小銭は多めに持って乗りましょう。
注意
初乗り料金は地域や車種によって異なりますが、およそ3kmで10元前後です。
それ以降は1kmごとに2元程度が加算されます。15kmを超えた以後は1kmごとに3元が加算されますのでご注意を。
夜間(23時~翌朝5時)は初乗り11元で、それ以降は1kmごとに2.4元が加算されます。