旅の便利情報
インドネシアへの旅で知っておくと便利な主要な交通機関、鉄道、タクシー、バス、オジェック、ドッカルの情報を紹介します。
鉄道
複数の島からなるインドネシアは、スマトラ島とジャワ島で鉄道が運行しています。スマトラ島では主に貨物用に利用されていますが、ジャワ島では旅客用に使われています。
種類
エアコン、リクライニングシートの設備があるEksekutif(エグゼクティブ)とBisinis(ビジネス)、Ekonomi(エコノミー)の3つの他に、特急・急行など複数の設定があります。
乗り方
乗車券は各駅の窓口か旅行代理店で、事前に購入できます。全路線が電化されていませんので、長距離列車はディーゼル車での牽引になります。
また、ホームと車両との段差が高いことや、窓、扉も開けたままで運行されるものもあるので、運行中はご注意下さい。
タクシー
種類
通常の自動車のタクシーとパジャイとよばれる3輪のタクシーがあります。また、メーター制のタクシーと個人運営の交渉制のタクシーがあり、交渉制の場合は事前にしっかりと料金を確認しておきましょう。
乗り方
ホテルや観光施設などで客待ちをしているものと、走行中の流しのタクシーに乗る方法があります。乗るときは、メーターを作動させたか必ず確認しましょう。
料金
インドネシアのタクシーは基本的にはメーター制ですが、パジャイや個人タクシーは交渉制になります。
また、メーター装備車でも、メーターを使わない運転手もいますので、その場合は利用しないことをおすすめします。
バス
種類
インドネシアのバスは多数の種類があり、目的地に直行するシャトルバスや小型で近距離用のベモ、エアコン有り無しが選べるマイクロバスなど様々ありますので、目的に応じて利用することをおすすめします。
- ■シャトルバス
- 主要エリアを直接結び、時間も定刻通りに運行されているので観光客には便利な乗り物です。乗車券は旅行会社などで、前日までに予約をし前払いで支払います。
- ■ベモ
- 乗用車などを改造したミニバスで、20名前後が定員。バス停はなく、出発地点から目的地までを指定のルートで運行します。
乗車する時はフロントガラスに書かれた目的地を確認し、運転手と料金交渉をして乗車します。基本的には乗り降りが自由なので、出発地、目的地以外でも運転手に合図を送れば乗り降りができます。
料金は距離によって異なり、降車時に支払います。 - ■メトロミニ
- 中距離を走るマイクロバスでエアコンはありません。ドア、窓はあけっぱなしで、定員という概念はなく乗りたい人は何人でも乗ることができます。
運転が非常に荒く乗り降りも危険なため、観光客にはおすすめしません。 - ■バスウェイ
- 2004年から運行されている、専用道路を走行するバス。バス停はもちろん、車内での英語のアナウンス、エアコン、車掌による人数制限、専用道路を走るため渋滞がないという利点があり、観光客には比較的利用しやすい交通機関です。
利用する場合は、乗り口が約1mぐらいの高さにあるため、専用の停留所から乗車します。停留所で乗車券を購入し、地下鉄のような改札口に乗車券を通して、乗車します。
降りる時は日本のバスとは違い、全停留所に止まりますので降りる停留所を事前に確認しておきましょう。
オジェック
バイクタクシーのことで、田舎の近距離移動には便利な乗り物です。料金は交渉制で、乗る前に運転手としっかり交渉をしましょう。ただ、スピードが速く、運転も乱暴なことが多いので観光客にはあまりおすすめはできません。
ドッカル
昔から市民の足として利用されていた馬車のことで、今はほとんどが観光用に利用されています。料金は交渉制で、観光地をのんびり回りたいときにはおすすめ。
レンタルサイクル
ホテルやレンタルサイクル店で借りることができ、近距離に多数の名所がある場合やちょっとした買物には大変便利です。ただ、壊れているものもあるので、借りる時は事前によく確認しておきましょう。