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歴史 シンガポールをもっと知って旅に役立てよう!

中継貿易で栄えたシンガポール

63もの島々からなるシンガポールには、マレー半島の先住民であるセマン族、サカイ族がジャングルを点々とする原始生活が営まれていました。そこに、7世紀頃からはスマトラ南部から移り住んで来た人々が集落を作り、漁村トマセックとして知られるようになります。トマセックは東西を結ぶ貿易ルートの交差点として栄えていきます。

ポルトガルの侵攻と植民地化

貿易国として栄えていた中、14世紀末に、サンスクリット語で「ライオンの町」を意味する「シンガプラ」という名称が定着していきます。

しかし、16世紀に入るとポルトガルの侵攻を受け、町は壊滅状態となります。それから300年以上の間は、人口約150人あまりの漁民達が住む、寂れたマングローブの生い茂る漁村となりました。

19世紀初頭にイギリスから植民地として支配され、無関税の自由港政策のもと、大勢の人々が移住し始めます。

独立と経済発展

20世紀中頃になると独立運動が活発になり、ついにマレー半島は独立しました。そして、1965年に分裂独立を果たし現在のシンガポールになります。

独立後は、通商都市国家としての開発独裁体制の下で、積極的な外資投入による重工業の工業化政策、マナー管理の徹底などを行い、アジアの中でも有数の発展に成功しています。また、ガーデンシティやグリーンシティとも呼ばれるほど東南アジアにおいて最もモダンで美しい国といわれています。